EH008 お手軽光化学

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ある物質が光を吸収すると、そのエネルギーを使って化学反応を起こします。この化学反応のことを「光化学反応」といいます。光によって色素が変化する様子を見てみましょう。

使用器具および試薬
実験方法




後片付け

実験後の水溶液は、大量の水で薄めて流しに捨てるか、キッチンペーパーに含ませて燃えるゴミとして処分してください。

硫酸第一鉄の粉末が余ったら、そのまま燃えるゴミでもいいですが、勿体無いと思ったら漬物作りに使うことができます。

ポイント

この実験を一言で言うと「光エネルギーを使ったメチレンブルーの構造変化」です。

メチレンブルーは通常青色ですが、これが化学変化すると「ロイコメチレンブルー」という無色の化合物に変わります(具体的な化学変化の説明は、中学校理科の範疇を超えるので割愛)

また、ロイコメチレンブルーが空気に触れるとメチレンブルーに戻ります。これにより化学変化を繰り返し起こすことでメチレンブルー⇄ロイコメチレンブルーが交互に現れるので、青色⇄無色となります(水槽用メチレンブルーの場合、他の色素によって見え方が違うことがあります)。

ただこの化学変化はメチレンブルーが勝手に起こせるものではありません。化学変化を起こしやすくするための「触媒」が必要です。その触媒として使うのが「硫酸第一鉄」を水に溶かした時にできるFe2+イオンです。

懐中電灯の光。つまり光エネルギーを使っているのです。光エネルギーを吸収したメチレンブルーは、同じ溶液中のFe2+イオンの助けを借りてロイコメチレンブルーとなります。

部屋や太陽の光でもこの反応は進行しますが、ロイコメチレンブルーがメチレンブルーに戻る変化も同時に起こっているので、変化していないように見えます。そこに懐中電灯の強い光が合わさることでメチレンブルー→ロイコメチレンブルーの変化が多くなるのです。


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