
最初はびくともしないのに、いきなり色が変わった!魔法のような実験です。皆さんご存じヨウ素デンプン反応を遅らせて発生させます。
実験に使ったジュースは絶対に飲まないでください。
使用器具および試薬
使用器具
・50 mLメスシリンダー
・透明なコップ
・適当な容器2つ
使用試薬
・ビタミンCカプセル(ビタミンCの量が一錠500mg程度のもの)
・でんぷんのり
・ヨウ素入りうがい薬
・オキシドール
実験方法
1.

カプセル1錠分の中身を200mLのお湯に溶かす。
2.

手順1のビタミンC溶液を 10 mL別の容器に移す。
3.

デンプンのりを歯ブラシに出す程度別の容器に取り出し、水 5 mLに溶かす。
4.

イソジンを 4 mLと手順3のデンプン溶液を混ぜる。ヨウ素デンプン反応で青紫色になるところを観察する。
5.

手順2のビタミンC溶液に手順4のヨウ素デンプン反応溶液を加える。ヨウ素デンプン反応の色が無くなるのを確認する。
6.

オキシドールを20 mL加えてしばらく待つと...
※気温が低い時期は反応しづらい可能性があります
後片付け
実験に使った液体はすべて水を貯めたボウルに流して、薄めてから流しに捨てます。
ポイント
ヨウ素デンプン反応は、ヨウ素(正確にはポリヨウ化物イオン)をデンプンが捉えることで青紫色に発色しています。ビタミンCはヨウ素をヨウ化物イオンに分解する働きがあるので、デンプンからヨウ素が外れて青紫色が消えます。
またオキシドールに含まれる過酸化水素は、ヨウ化物イオンどうしを結合させてヨウ素にする性質があり、ヨウ素デンプン反応の発色を復活させることができます。
実験手順6のとき、ヨウ素デンプン反応が起こるタイミングが遅かったでしょう。これは溶液に余ったビタミンCのヨウ素分解反応と過酸化水素のヨウ素結合反応がしばらく同時に起こるため、溶液の見た目がしばらく変化しません。溶液中のビタミンCが全て消費されることでヨウ化物イオンがこれ以上増えなくなり、逆にヨウ素の量が増えることで溶液の色がやっと変化します。
実験手順6で色が変化するタイミングは、ジュースのビタミンC、オキシドール、イソジンのヨウ素の量または液体の温度によって変わります。混ぜる条件を変えて実験してみましょう。
